toggle

籠 くらしを編む

 

今は昔 その景色

山に暮らし 地と働く

草木は教え 手は作る

それを営み それを繋ぐ

今は昔 この記憶

 

植物を編み組みして作られる暮らしの道具、「籠」。

自然豊かな日本では、竹類、山葡萄、胡桃、板屋楓、あけび蔓、葛藤等の材料に恵まれ、

地域や用途により編み方が異なり、その種類も実に豊富である。 

籠の発祥は、縄文時代にまで遡る。 

現在の編み方の多くは、その頃より編まれていたことが、発掘された数々の遺物より確認されている。 

籠は、太古より日本人の暮らしに欠かせない道具のひとつであった。

それに触れると、遠い記憶に触れる瞬間がある。

 

日光土心 前田尚謙

 

 

前田氏はこの上なく日本の籠を愛している。暮らしを編み続ける編手達を敬愛している。

これは、日本の素晴らしき籠の名工たちと、籠探求の旅を続ける氏との、蜜月の物語だ。

この、森の国日本に、未だこの様に美しい仕事をして下さる方々が、確かに居られる。

どうか、わたし達の日々の暮らしに留まり、今と共にあって欲しいと心より願っている。

 

夏至 宮田法子

 

 

美しい工芸やアートを紹介されている「夏至」にて、

籠展を開催させていただきます。

 

日本各地の愛する職人が、

丹精込めて拵えました様々な籠や笊を展示・販売いたします。

日常に使える籠からその業に魅入るような籠まで、

何かをかんじていただける機会となれば幸いに存じます。

 

今と昔が交差する美しい手仕事をご高覧賜りますようお願い申し上げます。

 

会期:

2018年5月17日(木)− 28日(月)

*17日(木)在廊いたします

 

 

[ 出品予定 ]

あけび蔓 丸籠、平籠、手提げ籠(中川原信一氏 作・秋田県)

山葡萄 旅行鞄、手提げ籠、書類籠(秋田県)

沢胡桃 大きな手提げ籠、手提げ籠、書類籠、小物入れ籠(秋田県)

篠竹や山桜樹皮等 げし笊、脱衣籠、買物籠(宮城県)

上溝桜 めっかい(新潟県)

欅 脱衣籠、手提げ籠(新潟県)

欅と山葡萄の手提げ籠(新潟県)

山胡桃 手提げ籠(新潟県)

真竹 ふご、琵琶籠、草摘笊、大笊、脱衣籠(千葉県)

女竹 背負子(千葉県)

淡竹 衣類籠、買物籠、梅干籠(長崎県)

真竹 米揚笊(熊本県)

真竹 洗濯籠、手付き籠(熊本県)

きん竹や山桜樹皮等 大箕(鹿児島県)

蓬莱竹 ばーき、布ばーらー、銭でぃーる(沖縄県)

藤蔓擬 までぃる(沖縄県)

月桃縄 肩掛け籠(沖縄県)

苧麻縄 手提げ籠(沖縄県)

久場葉 うぶる、脱衣籠(沖縄県)

 

2018年5月8日 | 日記